2018年1月5日金曜日

ぜんざいとウナギ

今日、地域でぜんざい会があった。
早朝から雨が降り、寒の入りで肌寒かったが、温かいぜんざいはとてもおいしく、おかわりをした。

近頃はぜんざいを食べられるようになったが、長い間、食べられなくなっていた。
甘いものが苦手なのではない。
幼い頃から、鏡開きになると、鏡餅を割って生えたカビを削り、母の作ってくれたぜんざいの中に入れて食べるのが待ち遠しかった。
酒を飲み始めてから食べられなくなったわけでもない。
みんなで河原でぜんざいを食べようということになり、ドラム缶を半分に切ったものを用意し、直径1メートルほどの鍋で小豆を煮た。
焦げないようにとぐるぐる回していたら、かき混ぜるたびに浮かんでくる小豆が異様に気持ち悪くなってきた。
それ以来、小豆はもちろん、豆類も受け付けなくなった。
人間、何がきっかけで好きだった食べ物がいやになってしまうかわからない。

ウナギもそうだ。
一番好きなものは何ですかと尋ねられて「ウナギ」と言っていた。
どこかへ行くたびにおいしそうなウナギ専門店があると必ず立ち寄っていた。
柳川はもちろん、大阪の道頓堀の鰻重で中が三重になったもの、諫早にある天然鰻専門店にも行った。

ほっかほっか亭(今のほっともっと)で土用の丑のウナギデーがあり、安かったので続けて3日連続食べた。
3日目、食べ終わってから、胸がムカムカしてきて、モワッとしたものが下からこみ上げてきた。
吐いたわけではないが、その臭いと感触でそれ以来、ウナギを見るのも嫌になった。

でも、近年、あまりに高いので年に数度しか食べる機会がない。それが功を奏し、楽しみになるくらいに回復し、とてもおいしくいただいている。

健康のため、食べすぎには注意しましょうというが、人生の楽しみのためにも食べすぎはよくない。

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