2017年11月23日木曜日

「Be My Love」はミリオン・セラー


久しぶりにAWAにアクセスしてみたら、キース・ジャレットの曲が増えていた。
スタンタード・ナンバーを演奏しているアルバムは以前なかったが、"Standards,Vol.1,Vol.2"に加えて"The Melody At Night, With You"があった。CDは持っているが、音楽ストリーミングサービスの方が手軽に聞ける。



このアルバムには、大好きな"Be My Love"が入っている。



「ジャズ詩大全5」によると、1949年の作品で、作詞はサミー・カーン(Sammy Cahn),作曲はニコラス・ブロッキイ(Nicholas Brodszky)。
マリオ・ランザ(Mario Lanza)のレコードがヒットし、その翌年、MGM映画「The toast of New Orleans(邦題は「ニューオリンズの美女」)」に挿入され、マリオ・ランザとキャスリン・グレイソンが歌ったそうだ。
RCAヴィクターから出たマリオ・ランザのレコードは二百万枚も売れた。赤いシールを貼ったクラシック盤として売り出されたので、レコード史上唯一のクラシック盤でヒット・チャート入りしたヒット曲となり、ランザはこの曲があまりにも売れたので、以後自分のテレビ番組などではこれをテーマ・ソングとして使っていた。とある。

静かなバラードと思っていたが、もとの曲は大声を張り上げて歌う曲だった。
「ジャズ詩大全5」を買ったのは1992年。

当時は曲のCDが載っていても手に入れることはとても難しく、どんな曲かを聞くことも困難だったが、今はすぐに調べられる。キースの演奏からはクラシックのイメージはわかないが、Youtubeでマリオの絶唱を聞くとなるほどと思う。

 Mario Lanza Be My Love

200万枚も売れたのだから、最高に売れたのだろうと調べたら、なんと、一番はショルティの「ニーベルングの指環」が1800万枚。CDで14枚組。レコードだと22枚組。上には上があるもんだ。

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