2017年12月4日月曜日

我が家のオーディオ③ 中森明菜とメタル・テープ

福岡に帰ってきてからもヤマハのコンポで聞いていた。
でも、レコードはいちいちひっくり返さなければならないし、同じ盤を聴くときは何度も針を落とさなければならない。
ので、カセットにダビングしていたが、操作が実に面倒くさい。いやになってくる。

そこで登場したのが、そういう面倒な操作をせず、レコードをかければ、自動的にカセットに音が入るコンポだ。
どれがいいかと迷っていると、中森明菜がボディコンで踊っているパイオニアのコンポのCMを見た。黒づくめの中森明菜に、黒いコンポ。これに決めた。



購入して一番最初にかけたのは、もちろん中森明菜。
来生えつこ・たかお姉弟が提供したデビュー曲の「スローモーション」のEP。明菜のレコードはこれしか持っていなかった。いい曲だった。



断然、カセットにダビングが楽になった。
レンタル・レコードが出始めで、ユーミンなどを借りてテープに入れまくった。
レンタル店にはジャズのレコードはほとんどなかったので購入するしかなかった。
カセット・テープの最高峰はメタル・テープ。普通のテープと比較すると音が全然違う。値段も相当したが、借りてきたレコードはすべてTDKのメタルに入れた。



ところが、このメタル・テープ、磁気に弱かった。カセットのヘッドの磁気で、みるみる音が消えて行ってしまった。何十本ものテープがただのゴミになった。安いテープは今でも音が出る。

その後、何度かこの手のコンポを買いなおした。6枚ぐらいCDを入れておけば自動的に鳴るものなども買ったが、飽きると友達にやってしまった。

その間もレコードをちゃんと聴くときは、ダブルデッキのカセットプレイヤーを買い足したヤマハのコンポを使っていた。
カセット一体型コンポに比べるとサラブレットのいななきようだった。やせこけたヤギではなく・・・。

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