2018年5月17日木曜日

ブルースを聴く

「クール・ストラッティン」を聴いたら、無性にブルースを聞きたくなった。
ブルースと言っても、泥臭いブルースではなくて、ジャズのブルースだ。

ブルースの曲ばかり入ったアルバムはあまりない。
私が持っている、ジャッキー・マクリーンの「Bluesnik(ブルースニック)」と和田直の「COCO'S BLUES(ココズ・ブルース)」の2枚だけだが、まだ、あるのかもしれないが…。



オリバー・ネルソンの有名なアルバムに「The Blues and the Abstract Truth(ブルースの真実)」というのがあるが、楽曲はとてもカッコイイが、いわゆるブルース形式ではない。




この2枚。聞きまくった。

私にJAZZを教えたIが「ココズ・ブルース」を聞かせてくれた。
当時はスティープルチェイスから販売されていて、どうしてもほしくなり、近くのレコード店にはないので、心斎橋までいって手に入れた。
ジャケットもかっこいい。全曲、しびれた。
ミディアム・ブルースの「One's Blue」は和田さんのギターから始まり、そのままソロ。そして、粘りまくった本田さんのピアノ。古野光昭のベースもよかった。
「Billie's Bounce」では森剣治のアルト・サックスが馬のいななきみたいなフレーズから始まる。こんな曲調は聞いたことがなかったので、最初、デタラメ吹いていると笑っていたが、聞きこむうちに、病みつきになってしまった。
森さん。今、どうしているのだろう。
続く、アップテンポの「Guitar's Time」で和田さんは弾きまくる。それにつられて本田さんの熱いソロ。
「Sick Thomas」は本田さんのソロからだ。なんてカッコイイんだろう。すっかりジャズにはまってしまった。
コピーしたが、どうやってもあんな黒い音は出なかった。今でも出ない。
最後は古野さんのベースから始まるタイトルチューンの「Coco's Blues」。
CDになってからも何回聞いただろうか。何度聞きなおしても飽きない盤だ。サイコー。



「Bluesnik」は輸入盤しかなかった。ビニールを剥ぐと、輸入盤特有の匂いがした。この盤の曲をCDやパソコンで聞いても、この匂いがしてくる。
ジャッキー・マクリーンもすごくうまいソロもいいが、一曲目の「Bluesnik」でフレディ・ハバードがロリンズの「セント・トーマス」のフレーズを入れたりして、なかなか面白いアルバムだった。



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